震災をきっかけに
取り壊されて 更地になったところ あちこち
んでもって すばやく 芽吹く 種たち
ずっとそこで待っていたのか
素早くそこに降り立ったのか・・・と 考えていたら
そのどちらでもあるらしい
「埋土(まいど)」という機能みたいなものがあって
すぐに 芽吹く環境でなくても
土の中で じっと待っていることができる力を 種たちの多くは 持っているそうだ
おおお 待ち望んでいたのね と
ひとんちの 大変さや苦労をさておきにして
くさぐさの 生を 喜ぶ
そういや 気軽な空き地って いま あまりないものなあ
秋冬まで このままでいてくれるなら
ちょいと種もらいたいんだけどどうなんだろうなあ
なんて 空き地の周りをぐるぐる回って
へくそかずらや
昨年種もらって蒔いたものの 芽吹き失敗した
からす瓜をみつけて
も少しこのままでいてもらいたい思いに駆られる
んっ、なつかしいです、へくそかずら。
この植物をみつけると、
毎回かわいそうにと思うわけ。
だれがつけたのでしょうか。
もっとつけようがあったでしょうに、
と思うのであります。
ほんに 不憫な・・・と 思いつつ
でも きっとなんと呼ばれようと 何の迷いもないんだろうなこの草たちは とも 思いますわ
お灸の跡に似ているから お灸=やいと・・・で「やいとばな」「おきゅうばな」という別名もあるとか
「さおとめばな」なんてな 美しき名前もあると・・・いまでは誰も呼んでませんですね
しかし 「へひりばな」っつうのもあるなどいわれると あああ こりゃまたすまんすまん など思います
ああ、あの時と同じ光景がそちらでも…。
こちらでは、高速道路が落下して、わたしの住まいの近くも一時高架が全部撤去されて空が広くなったものでした。このままがいいと思ったのですが、今は元通りになって空を狭めてます。
便利さは ありがたい反面
いつも 何かを切り取ったり 狭めていくものですね
でも なにがあっても 草たちが 一番元気で 変わらずにいたり 勢いを増したり
切なくなったり 元気づけられたりします