「問題児」

実際の学校で じゃなく 前出の「はいはい学校」での話
いや 実際の学校でも「わかりやすい突っ張り方しないで 校則守ったり 赤点取らずに 色々活動して 痛いところ突かれないようにわきを固めて 反抗する 癖の悪い」・・・みたいな 言い方なさった 教諭さま いらっさいましたがね
ま それは さておき
「はいはい学校」・・・「言い回しとか 聞いてきたみたいに言うね」と 言われましたが
実は 実際どうなのか 知りたくて 
20年位前に ついていってみたことあるのでした
そのときは 仙台町中にて「膝サポーターをあげます」と
しかるべきメーカーを装ったつもりか(ブリジストンロゴ入り) そろいのジャンパー着て
はじめは ちっこい景品から(ティッシュ→携帯マッサージ機)配って
「本当に欲しい人にあげたいから 30分後にまたここに来てくれる人にあげます」と 整理券を配りはじめた
わたくしとしては 怪しいのわかってる どんなもんか知りたい 膝サポーターが欲しい 三時間くらいなら付き合える・・・てな理由で 30分後にまたその場所へ行った
その後 集まった人を 「ここだと 通行の邪魔になるから 急遽 お部屋借りました~」と  
集まった人たちを並べて 「こっちで~す」なんて 添乗員みたいに ホテルの 会議室に誘導する 若造
でも じいちゃんばあちゃんにまじって どうにも 異質なわたくしが気になるらしく
こっちに視線をよこすと まずいかも・・・みたいに 目が泳ぐ
うしろめたいんか? まあきっと わたくし 挑戦的な視線を 送ってしまってたでしょう
で 「急遽とった」割には テーブルも椅子も商品も がっつり 並んでいる ホテルの小会議室
なにをいっても まずは元気よく『はい!』っていってくださいね~」の 一連の流れが始まったのだった
閉じ込めるわけじゃないので 後ろのドア 開けておきますね~ いつでもご自由に出入りしていいんですよ~・・・と 
はじめのうちは 元気よく・・・ではないけれど とりあえず 「元気ですか~?」「はい」くらいの受け答えには混じってみた
でも 何ぢゃそりゃ・・・には 躊躇
すると 周りを取り囲む スタッフ (過剰な元気よさで 「はい!」「え~うっそ~ふとっぱら~」「〇さん 大丈夫なんですかぁ?そんな大盤振る舞い~」と 妙な 語尾延ばしで 煽ったり合いの手入れる係り)が まずい・・・視線を よこす
流れとして もう少しで サポーター配ります・・・になりつつも 
サポーターにも使用されている トルマリン配合の布の効用やら 
膝サポーターと同じだけど 高価な腰コルセットってものもあって これは 今限定 3つくらいしかないんだけど これは 無料ではあげられないんだけど 特別に今 抽選会をやるから それで当たった人に 特別割引価格で販売という形にしようかと思うけど 抽選に漏れてもどうしても欲しい人には 後で 案内あげるためにも住所と電話番号を書いた紙を抽選箱に入れてもらって・・・ごちゃごちゃと 更に 危ない方向へ
あああもう限界
みんな帰ろうよ~と 言いたかった反面 
悶着大きくするのもなぁ と 
がだっ! と 椅子音高く立ち上がり「すいません ちょっと次の仕事あるもんで もう 膝サポーターくださいませんか?」と 横っちょのスタッフに 告げた
小声だったものの 「社長に直訴して特別価格で~」と 調子こいてる 若造が 話の流れ ぼっきり折られ 凍りつく
あわあわな感じで わきに連れて行かれ 「お客様 差し上げないつもりじゃないですからね ちゃんとあるんですからね むりやりやってるわけじゃないですからね」と なんだか いいわけめいたことを ぶつぶつこそこそ
見ると「開けておきますね~」の後ろのドア がっつり閉まってやんの
「ドア・・・閉まってますね」と 静かに言ったら
「いやお客様寒いと思って ちょっと閉めただけですから」
・・・て あんた 汗だらだらかいてるの何?
ま そんなこといって 雰囲気乱したものの つられて 若干 若いおねえさんおばちゃんが 一人続けて 出ようとしただけ
集団心理 閉所における催眠効果みたいなもの狙ったものなんだろうな
集団に混ざるのが 得意じゃなかった「問題児」としては
かえって 猜疑心の塊になって のせられること無かったのは 幸い・・・かな?
前も 母には話したのに ご近所さんの「はいはい学校」話から また 二度語り
「あんたなんでまたそんな危ないところに面白がって顔突っ込んでまったくもおおお」と
20年も前の話で 二度叱られ
誰のためにも何のためにもならぬ いい経験でしたわよ

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