何気なく祝ったけれど

母からの花束父誕生日
特別なことをしたわけでもなく いつもの・・・て 感じだったけれど
母が 昨年の日記を出してきて 読んだれば
腸閉塞で 入院して まだまだ苦しかった日々であった・・・と
本当に よかったね 得がたいことだよね ありがたいね なんていいながら
気張って買った ケーキを食うコテコテバースデーケーキ
せっかく買った 7と5の蝋燭
火をつけて はっぴばーすでー 歌ってから消してもらおうと思ったのに
細心の注意を払って刺したってのに 
父ったら すぐ抜いて クリーム付いたの べろ なんて舐めて 箱に仕舞った・・・おい!
「食えないもんは 無駄」という いつもの感じではなく 
父なりの 嬉しさ 照れ隠しであった模様早く食べたいのに 写真もたもたで むう
急ぎ はっぴばすで♪ 歌って 4等分して 食べた・・・大きかった
三歳くらいで 実の母が 亡くなって じき新しい母がきたものの 
次々出産したため 狭間にいた 次男坊・富二男は 歳の離れた長女・せつこに面倒を見てもらったものの やはり何かと 飢餓感 募らせていたのだろう
やんちゃもしたり 陰の黒幕・・・みたいなことを言われたり の 太陽族崩れ・・・でも みんなに「ふ~にゃん」と 慕われていたという 
「僕は 早いうちに 温かい家庭を作るんだ」と 強く心に決め
幼い頃から知っていた 五十鈴さん(五十鈴母・とし の 弟と 富二男姉・せつこが 結婚したり・・・家同士 知り合いであり 親戚もになってた)の周りに付く 虫たちを 早いうちに ぷち ってしたり(五十鈴さんが もらったラブレターを「そんなものよこすやつはろくな奴じゃないから 気をつけろ」など 助言?したり)
ある日 富二男さんが 五十鈴さんのところに足繁く通っていた 医者やら 弁護士やらを こそっと裏に呼び出して「もうくんな」と ぶっとばしたらしい・・・という 噂
学生時代から こつこつためたお金で 今住んでいるところの 土地を買っておいて
自分で設計した家を 建てたり
そんなこんながあって この「なんてことない」温かみに 辿り着いた
父の歩に ありがとう

コメント / トラックバック 2 件

  1. akaru より:

    お父上、いいお顔なさってますねえ。
    さぞお若いころはお持てになったことと拝察いたします。
    しかし、その子ども時代の環境、なにかわたしと繋がるところがあって、ホロリとさせられます。

    • bunbun より:

      akaru様も 米屋の息子様でしたね
      長男ばかりが 白米を食べさせられていたらしく
      麦を混ぜたご飯が炊き上がる頃 次男坊 富二男は こっそり 釜を開けて
      浮いた麦の下から 白米部分を がっつり 掘り起こして食べた・・・など 聞きました
      父の口から もてた話なんぞ 全く聞いたことは無く
      友達との 冒険やら武勇伝ばかり・・・硬派だったようで
      しかも 高校の頃にはすでに「いいなづけがいる」と 周りに 母のことを 言っていたらしく(嘘)
      虫が付かぬ 伏線ばっちりはっていたようです
      「いいなづけ」話 実は 最近になって 父同級生の方々から 聞いて露見したのですが
      母「うそ~!? なんだいそれ 聞いてない」など 驚いていました
      「合理的・現実的」で評判の父 実は 夢見る男の子でした ははは

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