七草なづな

母の手による朝起きたら 大根のような匂い
おお そうぢゃった 今日は 「七草」
きっと母 早起きして 謡いながら 七草を刻んだのでしょう
庭にナズナなら たんとあるに・・・と 昨日いったら
「あんたに まかすと 野草(「のくさ」・・・わたくしにが関わる 草について話すとき 何故か母は 「やそう」てなやさしい 言い方をしない) てんこ盛りで 入れられっから あぶなくて わがんね」と つれない態度
まあ 芹は生えていないし あったとしても「馬芹かも」なんて 信用されないだろうし 
「ナズナ」「仏の座」は 先日 むしっちゃったし・・・てことで
スーパーの お得パック380円を 用いたようです・・・きれいにセットされているとはいえ 庭で採れそうなもんで この値段 て ちょっと 複雑
昔から 七草が楽しみだったのは
この日から 汁かけご飯(茶漬けやら カレーライスなどの かけもの)や 四足のものが解禁になるから
昔 肉好きだった あんちゃのために ばあちゃんが「ハムやソーセージは 加工品だから 四足肉じゃない」とか
「カレーは 西洋の食べ物だから 正月の決まり(禁止食品)のうちには入らない」なんて 拡大解釈して 出してくれたりしたけれど・・・
何より 昔食べていた 七草粥は いつもの雑煮の汁に 七草が加わって
餅の他に ご飯粒が浮いている・・・てだけで 
とても美味かった
うちの雑煮 鶏出汁で 人参・牛蒡・大根の千切りに 芹と 鶏肉入り しょうゆ味
具沢山なのを 大鍋で作っておいて 足りなくなったらまた作って・・・
毎日食べても あまり 飽きたこと無い
だから 七草粥の日も 単に 草が増えるだけ いろんな食べ物が解禁になるだけ
そりゃ 喜びですがな
しかし 母が 担当するようになってからこれだってけっこうなごちそうなんだ
「本来の七草粥は こういうものではないらしい」と 提案
豪華な 「お雑煮+α」 粥ではなく
シンプルな 七草入れて 粥を炊く・・・て ものになった
「健康にはいいよね、本来こういうもんだよね」といいながら
みんな しぶしぶ顔
まあこれはこれで うまいよ・・・といったら
あんちゃ「じゃあ君がたくさん食べてくださいね」なんつって 自分の茶碗に ちょみっとしか 分けないでやんの
1カップしか炊いていないので そんな量になるわけでないのにね
まあ そんなこんながあって また 食べ物へのありがたみ
普段の贅沢さを 思い知る 朝

コメント / トラックバック 2 件

  1. ゆきひろ S より:

    我が家も七草粥です。麻雀仲間の板長さんレシピ。25年間ずーっとこれ。土鍋でお粥をこしらえて、焼き餅を投入。七草をみじん切りして湯通し。お湯をきって、塩でもんでから、お粥にどさっと入れ、かきまぜ、ふーふーいっていただく。これに熱燗とべったら漬けがとてもあうのです。そして「こういう朝食は健康にいいよね、本来こういうもんだよね」とひとりごちる。なぜだろうね。初心にかえるというか、いいよね。
    話はかわりますが、2/6の合同タップフェスティバル、どこで、何時に、を教えてください。ちなみに1/28小島屋さんも舞台やるよね。新宿で。よってみようかと思います。

    • bunbun より:

      お粥は 塩味モノが いいですよねぇ 
      漬物が 活き活きしちゃいます
      フェスティバル・・・エルパーク スタジオホールにて 14:00~
      合同発表会っぽいのに いろいろ経費問題あるので 1000円入場券ありなのでございます すみませぬが・・・
      もし お出かけになれる場合 おしらせくださいませ
      まんちゃんたちの舞台は ほんと 間違いなく 面白いですわ~
      ぜひぜひどんぞ~

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