『みのむしくんをしらないかい』

バジルについてた みのむしくん曖昧な記憶
「キンダーブック」か「こどものとも」だったか
学研の 「がくしゅう・かがく」 だったか
はたまた小学館の「小学〇年生」だったか
そんな 子供向けの本の中に 載っていた おはなし
何かの虫の子が ある日 みのむしくんとであって 仲良しになったのだけれど
ある日突然 みのむしくんが いなくなる
で、あちこち 「みのむしくんをしらないかい?」と たずねまわって
けっきょく だれも しらないなあ・・・ていって がっかりするんだ
でも ある日 「ねえねえ ぼくだよ ぼくがあのみのむしだったんだよ」と ちょうがやってきて 「ええ!?そうだったのか・・・」と 驚いたのだったかなんだか・・・
うろおぼえだけど その結末に
わあ 素敵だぁ と思ったわけでなく
ああ もう みのむしくんは みのむしくんでなくなってしまったんだ なんて 喪失感を感じたのだった
おいてけぼりを食らった むしの子の気持ち
せつなくて さみしい
畑の 幼ちゃんやら みのちゃんが このごろ ふいにみあたらなくなって 
あちこち探しながら ふと 何十年も 忘れていた お話を思い出した

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