可哀想なカメラ

わたくしに あずけりゃ 猫に小判 豚に真珠 暖簾に腕押し ぬかに釘・・・てなもんで
高校の頃に あんちゃが 使わぬからと わたくしによこした ヤシカのカメラ
結構 面白がって あれこれ撮ったりしてましたが
基本が なんもなしで・・・でも 平気でしたので
カバーケースが壊れようが キャップが無くなろうが 本体のみでしばし いじってたものの
ある日 覗いたら 焦点合わせるための レンズの真ん中あたりにあった ぼんにゃりと 橙色っぽい ものが 見えなくなってた。
カメラやさんに いったら「そりゃ修理したほうがいいやね」 といわれ
フィルムを出して持っていく準備をした・・・てとこまでは 覚えてるんだけど
大切に 風呂敷で包んだ 現物を どこにおいたか 忘れっぱ
あれから何年 経ったでしょうか?
いや、でも 部屋のどっかにはあるんですわ アンタッチャブル領域の手前くらいかな?
どこが「大切」なんだか?って話さね。
で、魚眼みたく撮れる トイカメラ、紙で作るピンホールカメラ・・・持ちぐされになってるんで、友人の誕生日にあげちゃいました。
・・・と たかをくくっていたら 使いかけの トイカメラ 一個抽斗の中に!
まずっ・・・でも 二年はたってないはずだから フィルムまだ大丈夫かな?
以前 フィルム入れっぱなしで 何年も過ぎたやつ 現像したら 
いい感じの褪せ具合で、かえって味があるっぽくて 素敵だった・・・て こともあったが、たぶん これ 猫のにくきゅうとか 鼻っ柱しか 撮ってないから 味もなにもないな きっと。
こんなだから 以前「じいちゃんの形見 つあいすのカメラって どんなだか 触ってみたいな」・・・て言ったら 
即「壊すからだめ」・・・ま、そうだよね。
なのに、懲りずに Vixenの パソに 接続できる 顕微鏡カメラ てのに 心ぐらぐら揺れてる。
「これ以上 かわいそうなもの 増やすな」・・・て 誰を不憫がってるんだか。
八百万の神々の お叱り受けまくりな 「もの」好きですわ。

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