わたくしの部屋の 北東部分「アンタッチャブル領域」の 奥の奥にあるであろう
特殊生地を入れている抽斗を開けるために 昨日は おおごとだった。
布どかして 書類どかして 椅子移動して・・・ほんと、いつかどうにかしないと。
で、目的の抽斗まで今一歩のところで
ちょっと前の仕事台本やら 書類の一塊が・・・なつかしひ
会津の山奥の湖に伝わる 竜の伝説を 村の人たちと舞台にする・・・てな祭りで
「湖の向こう側から 竜(水上を移動する)を登場させるまでに 10分近くあるから、その時間を 何とか埋めるための 出し物を考えてくれ・・・できれば村人とタップで」
・・・あれは 北野武さまの「ZATOHICHI」流行った頃で、イベント会社の方も かぶれてましたからね。
あの映画の中で タップなすってた HIDEBOHさん、わたくしも 一時期 東京のスタジオの会員になって 教えていただいてたことあります。(いい方でございましたわ)・・・それはさておき
イベント会社の方曰く「踊るメンバーは、地元の高校生有志・・・踊りの経験無いんですけど。一緒に練習する日程はとれませんけど、リハは 当日 本番前に三時間くらい取ってあります」 うそだべ~!?
しかも現場入りが 前日夜に仙台発つから、日付変更して当日真夜中つうか 明け方前。
本番前三時間で「簡単に覚えられるけど かっこよく見栄えするやつ」・・・夢のようなお話
やりましたとも!その代わり、イベント会社の若い衆を 前もって三日ほど仕込んで ダンスリーダーにすることを条件に・・・彼もダンス経験なし(空手の経験はあり)。
いや~頑張ってくれました、ちょいヤンキー入ってる地元高校生たち。
なんかもうむちゃくちゃだったけど、「ちゃんと踊ろうとしなくていいから 勢いで行こうぜ!」・・・のとおりに、ちまちませず のびのび 村人の興奮・・・の場面にはなったかな?タップもそれっぽく聞こえてたみたいだし。
イベント会社の若衆は、前の晩に深酒して・・・とほほでやんす。
こういった むちゃくちゃだけど 楽しい現場 重ねちゃうと「なんとかできるもんだ」
なんて 妙な自信・過信ついちゃって いい面もあるかもしれないけど
よくないよなあ・・・と 省みたりする。
ふう・・・なんてしみじみしてたら 目的忘れるとこだった。
無事 サテン布 何色か引っ張り出して 荷物を戻す。
ちょっとだけ 書類処分もして 整理整頓気分。
楽しいお仕事ばかり いただいている ありがたさが
今日も わたくしの背中を押してくれました。
なんとかなるさ たのしむさ・・・てね。