7daysbookcoverchallengeSpinoff「2024その18

年明けてから新しい本はなるべく買…まで 言いかけて

気づいたら 何冊 買ったんだか…

数えないけどな

でも 今回の一冊は 昨年のうちから予約してたから 不可抗力 てことで どうか?

誰に言ってる?

コロナ禍 騒がれ始めた2020年はじめ頃

お家滞在時間を たのしく♪とか

読書文化復活を!とか

#7daysbookcoverchallenge という流れが始まって

7日間

本の表紙のみ紹介だとか

誰かに 繋いでタグ付けするとか 

いろいろ 制約あったのだけど

やはり 読んだ気持ち 言いたくて

制約取っ払い

そこから 勝手に 派生させた

#7daysbookcoverchallengeSpinoff

飽きずに やっとります

2024年 その18

『彷徨う者たち』中山七里(NHK出版)

東日本大震災を 題材にした『護られなかった者たちへ』『境界線』の 宮城県警シリーズ

中山七里さま 宮城へようこそ♪と 妙なうれしさもあったものの

「堂々の完結編」とか 言われちゃって

ええ 完結しちゃうの!?と がっかりしたりもして

前作のような はらはら ひりひり どきどき ばくばく…なかんじは 少し ゆるやか

実際の出来事を 下地にしているから

猟奇的とか

パズル的 緻密なトリックとか

大どんでん返しの カタルシスみたいなものも 控えめなのかな

やさしさかもしれない…なんて 思ったりもする

はじめの導入部分は

海岸の復興建築に 携わってる 同級生 刺し身くんから聞いたことそのまんまのようでもあり

えっ!?あの話のとき 中山さん 同席してましたっけ!?て思うほど

復興事業のための モノとヒトが オリンピックに 奪われてしまって…とか

言ってたんだよね

そして 阪神淡路大震災きっかけに生まれた 胡散臭い ヒーロー気取りの ボランティア団体とか

多くの人は もう済んだこと と 思ったり 忘れ去ったりしてる 被災が

今も どうにも あやふやなまま 彷徨うしかない状態の 心持ちのひとたち

身の振り方の定まらないままのひとたちは 

まだまだ おられるのだ

当事者であること

当事者ではないことによる 負い目

そんなあたりも 掬い上げくださる 

救いがなさそうなところに

少しだけ 爽やかな風も 感じさせてくれたりして

また 宮城に来てほしいなぁ(宮城県題材のものを 書いてほしい…つうね…)

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