セミオーダー上映会

昨日の セミオーダー的 上映会

舞台のうえにみえるもの ~パパ・タラフマラの軌跡にみる舞台芸術「海と横丁のある風景『船をみる~Ship in a view 』」は

メディアテーク 七階の スタジオシアターで 行われた

ちょっとした 映画館の 作り

これまでに かつて パパ・タラフマラ主宰であった 小池博史氏の 舞台映像を上映する会やら 

小池氏の ワークショップを 仙台にて 主催なさる さとうかずえさんというかたがおられて

それに絡む アクティブニート 桐島レンジさんが その催しの良さを

毎度毎度 感動的大河ドラマラップみたいに 紹介してくださるもんで

くくくくく いいなぁ でも 日程 合わないなぁ 残念だぞ ちくしょう こんどこそ…などと

指くわえて よだれでも 垂らす勢いで 羨ましがった コメントをしておったのですが

それを みかけた かずえさんが

「目にとめてくださっているのが うれしいです もしよかったら 今度の 開催は 森さんの 日程が合う日にしてみようと思います」などと 言ってくださった

そんなんでは 採算も 合わぬでありましょうし

とりあえずは 一般の方にも 告知はしたものの

「森さん一人だとしても 開催します」と

一人だから そこいらへんの密室で 画像だけみて…ではなく

より その世界が伝わるには…と

惑い 

巡り逢い 

逡巡し

納得して 決定に至るまで

過程までも 垣間見させてくださった

その 撫でるような ひとつ ひとつは

かずえさんが 愛してやまない 小池氏 パフォーミングアーツ世界を より良く 手渡すため 重ねられていた

なんという 真摯さ!

その日に至るまでの 日々のなかで

会場を決定したときに『ニューシネマパラダイス』の 主人公が 長じてから 一人 映画館で 残されたフィルムを観て 涙する という場面の 画像が貼られてたのを 見たときは

感極まって ちょ と 泣いた

ここまでしてくださる人がいるということ

源に 愛がある ということ

小池氏のことを ほとんど 知らぬわたくし

その世界を観たい♪という 気持ちも なかったわけではないけれど

わたくしが 一番見たかったものは

かつて 揺さぶられた作品世界

それを誰かにも見知ってほしいと思う 愛情とか

思いを 溢さず 掬い上げようと 人に 対する 心向きとか

丁寧に 撫でるように 日々歩まれる かずえさんに お会いしたかった というのが 一番なのでした

『船をみる』に 関しても もちろん 感じ入るもの ありました

設定も ある程度あるものの

比較的 具体が そぎおとされ 純化された 動き

しかし そぎおとそれたために むしろ 観ているものの 具体が 注ぎ込まれ 膨らまされて 還元されるような寛容

身に覚えのある 策略 略奪 嫉妬 

群と 個の 対比

順応と 反発

背景音としての 声

思いをのせていきてゆく 船としての 肉体を 観た…という 思いに 揺られていた

ここしばらく 温めている 作品未満も 声が 関わっているもんで

そのあたり また 思い改める 揺れも ありました

かずえさんの 思いこもった パンフレット

これから また 上映会にゆけば

一枚一枚 増えてゆく ファイリング可能仕様

「これからがある」て 希望の光 灯るなぁ

実際に 手に 触れて 温かみと共に 受け渡していただけた 得難いひとときでした

ありがとうございます~♪

昨日の上映会のあと

より『船をみる』世界を からだのなかからも 感じるために…と かずえさんの 思いから

作品が上演 上映された ヴェネツィアからの 辿り着き

路地裏的 イタリア料理のお店へ 移動

上映会だけで 帰られたお客さまが 多かったので

四人だけではありましたが

むしろ そのお陰で

しみじみと 味わえるひとときでした

名前をきちんと おうかがいしせぬまんまの 美しく愛らしく開かれている ダンサーのおねえさんが また 素敵で

そのかたが お話ししてるとき

穴が開くほど…て こんな感じかも と 思うほど 見つめまくってしまった

「ニート」名乗るくせに 休む暇ないほど 大忙しの アクティブニート レンジさんも

確か 他にいかなくちゃならんところあるはずなのに にこにこ 舞台愛炸裂した話しまくるし

かずえさんは やはり 上澄みだけ 流すことなく

物事やら 話の 底辺とか 深層まで 余すところなく ずぞぞぞぞ と 掬うように 受け止め 受け渡す お話のなさりかたで

あぁ と 感じ入ったりして

お料理も そんな 上映会に ぴったりの

隅々 裏側まで 施された 美しさと おいしさでありました

至福 という ことばを 思い浮かべた 夜

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