梅若能楽堂周辺

梅若能楽堂にての

空間の詩人 清水きよしさまの パントマイム 
127回目の 上演となる『幻の蝶』観てまいりました

何度か観て 話わかってるのにね

また いこう と 思うとこは

落語みたい?

変わらないのに 立ち上がってくるものが また 違う

それは きっと きよしさまの 心持ちや

もちろん観る側の わたくしの 心持ちの変化も ありましょう

変わらぬもののなかで 変わってゆくことを

変わってゆくなかで 変わらずに持ち続けるものをも 思い浮かべる 

ことばに縛らない分の 広がりや 深み

静かでありながら 動的で 饒舌

嘘 なのに その奥にある「ほんとう」に 説得される

あぁ 舞台にのせるって そういうことだものね など

黙って観ながら つぎつぎと 沸き上がる想い

20年ほど前に お会いしたとき 

既に 仙人のような風情でしたものの

その時の 御歳 今のわたくしとおんなじ

うわわ

わたくしは今と これからと 絶対こうはいくまい…なんて 狼狽えたりもしつつ

まぁ それはそれとして…

あのときの 絵にかいたような 仙人風から

厚み温かみ人間味深まり

幻を「ほんとう」にしてくれる

本物の 舞台仙人人間として 存在感を 増しておられる気がする

俗を知りつつ 真を見つめる眼差し

人間的にも 尊敬いたす お方ですのに

時折の お茶目な 与太のやり取りなどもさせていただいて

なんか んも うれしいやぁ

わたくしも 精進せねば と 

褌の紐 ぎぎっと 締め直す気持ち

辻さんの 12弦ギターの 添いかたの 妙

タイトルの あがりえおっちゃんの 黙ってるのに 賑やかだったり し~んと させたり

ご家族や お弟子さまたちの 会場での 支えっぷり

隅から隅まで あたたかな 能楽堂なのでした

よきひととき ありがとうございます

きっとまた

二年ほど前に

やはり 梅若能楽堂に来たとき

近くの 氷川神社で

めいっぱい 椎の実 拾ったのだった

夢中になって 開演時間ぎりぎりになってしまうとこだったんだった

今日は そうならないようにしよう と 

小走りでいったのに

落ちておらず

時期が早いのか?

もっとじっくり見れば あるかも…と 思いつつ

一個だけ なんだかよくわからない まあるい実を 拾うだけで我慢した

開演 4分前くらい?

脇正面とは どこぢゃろか?と

うろうろして きよしさま お連れ合いの 今日子さんに

わざわざ扉の裏側にある 座席表を 開いて見せていただいてしまいました

チケット申し込みの時に

きよしさま「ゆったりと お好きなところで 観てください」と言ってくださり

んぢゃ 真ん中で寝転がっちゃうぞ~ などと ふざけたことをいったら

お布団準備しときます なんてな 与太に 発展し

舞台後の 出口ご挨拶の時に「布団出しとかなくてすみませんねぇ」なんて

ネタ引っ張ってくださったりして

事情わからん方には なんのこっちゃ?な ご挨拶を

にこにこ なさったりもして

わはは

愉快

椎の実 見つけられるかなぁ なんて

公演後 いってみたけんど

暗っ!

暗闇でしゃがむと 怪しいですしね

やめときました

でも さっき来たとき 拝まなかったなぁ なんて

遅ればせながら

ちょちょいと 手などあわせてみる

信心ぶかくないのに ごめんなさい…とか

単に 謝りに来たみたい

ばちあたり

しかし 夜に 神社で 一人で…てのも

かなり 怪しいっちゃ 怪しい

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