『守一のいる場所』

岐阜県美術館にて 観てきた

熊谷守一展 ~守一のいる場所~

ほんと お腹一杯 守一盛りだくさんで

一日で観る ぶんりょうじゃないわっ!と 思った反面

でも 気持ち悪い 満腹越えというわけでもなかったなぁ と

描きこむことから 描かないことを選びながらも

その境界線の潔さのなかに 事実がある という 説得力に

打ちのめされそうなくらいでしたが

それと同時に

えの横についている 解説文のようなものの

哲学的で 詩的で 素敵で…

なんというか お前何者?などと

それを 書かれた方について 知りたくもなったのでした

見たもの 聴いたもの 感じたことを 言葉ではなく 絵という 作品にしたものを

再び 言葉へと ほどきながら 織り上げてゆくようなもの

解説がまた 作品のようなのね

文学者とも 言えるのではないですかね?

『宵月』のところにあった 「視点が青の向こう側へ抜けていくかのように見えるため、月は徐々に輝きを増しているかのようである」なんて 読んだ日にゃ

目眩さえおぼえて 

倒れるとこだったのよ…

美術館売店で売ってた 目録的『守一のいる場所』という本

迷ったけれど

重さと 予算と考えて

買わずに帰った

でも まだまだ こなれずにたまっているような あれこれを

繙く 糸口の なんにゃらかに なればいいな…と

意を決して

求龍堂さん サイトにて 注文したのでした

あの 解説文…どうやら 岐阜県美術館の 廣江泰孝さんというかたが かかれたようでもあります

美術解説って…すごいや…

なんか そんなことも 改めて思いながら

ぱらりとめくり

またもや 胸やらお腹が ぷううううっ と 膨れてゆく感じ

しばらく 楽しめそうだす

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