7daysbookcoverchallengeSpinoff「最近手に入れた」テーマ その7

寝落ちて

わたわたと 混乱してしまいましたが

「最近手に入れた」テーマ

とりあえずの 七日目

自粛 ぶりかえし!?

読書文化復活…と 誰かが 始めた

7days book cover challenge

そこから勝手に派生させた

1テーマの 七日間

題して #7daysbookcoverchallengeSpinoff

改めて 眺めることで

よっしゃ 読むぜ と エンジンかかれば しめたもの(何冊も平行して読むのが難しくなってるお年頃だけど…)

…とはいえ

本日のは さくさくと 読み進むものではなくて

敢えて一つ一つ じっくりじわりと 味わうもの

『原子野 蒲原徳子短歌集』(合同出版)

現在 100歳で

なお 精力的に 歌を詠んでおられるそう

めそってしまいがちの 母への 叱咤激励の折りに

ちょいちょいと 蒲原さんのことを 持ち出させてもらったりもしてる

顔本(Facebook)の お友だちのお友だち…というきっかけで 繋がった 土鈴作家などもなさる 蒲原雅人さんの かあさま

長崎の 原爆で お姉さん一家を 亡くし

近所に疎開していた 少年と共に 焼け野原を あちこち探して回ったことについても 詠まれている

八十に なられる辺りまで 封印していた記憶を 詠んだとのことだけれど

穏やかな日々を 生きてもこられたのだろうけれど

封印していたものは

すりきれることなく

なまなましく

あかあかと

その胸のうちを 焼き続けてきたのだろうか

「蒸し焼きの姪」という 表題

かつて 高校の頃に 原爆の話を聞いたあと

どうにも収まらぬ 思いを

友人たちと 何時間も 道端で 話し続けていたとき

「熱く焼けた胡桃を 呑み込もうとしても呑み込めない」と

誰かがいってたっけな

なんかそんな感じ

ひとつ読んでは

その奥に広がる風景が途方もなくて

ぐ…と 力んだまま

暫し立ち尽くす感じ

でも やさしい

ゆかいな 手触りのうたも 詠んでおられて

抱えながらも

健やかなる日々を

抱えているものがあるからこその

今に対する 真摯さを

じんわりと受けとる

今日という日に

再びまた めくること

預かり知らぬ 遠い日のことではなく

地続きに生きて

この先へ繋ぎ行かねばならぬ 一人として

改めて 大事に 生きることを思う

言葉並べて語り尽くそうとするより

果てしなく広がる 思いと 光景

原子野に 投げ出される思いを

分かち合えたら

伝えゆけたら

少しは マシな 未来へと 繋げるだろうか

そんなことを思う

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