7daysbookcoverchallengeSpinoff「今読んだ2023」その94

7days…と名乗るものの 90 超えました

まるで 学校図書館の「たくさん本を読もうの記録」みたいですわ

近場に積んであるの ぐいぐい読む…だけでなく

やはり 買っちまったりしてるんで

積ん読サグラダ・ファミリア横に 新塔やら 読了塔やら 加わり さらに わちゃわちゃ増築

床抜けるかもよ

懐 破けとるだろよ

コロナ禍 騒がれ始めた2020年はじめ頃かな?

お家滞在時間を たのしく♪とか

読書文化復活を!とか

#7daysbookcoverchallenge という流れが始まった てのが もはや 忘れ去られてるであろ

流行は おさまっても

そこから勝手に派生させた

#7daysbookcoverchallengeSpinoff

ワンテーマ7日間…のはずが 今回もう 駄々並べ

一人で 遊び的 楽しさ哉

かつてもやりましたる「今読んだ」テーマ 2023年版

その94

『ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死』稲泉連(中公文庫)

入手のきっかけは

イベントやらでお世話になった 角田の しばぐっつぁんが うたと朗読で 竹内浩三を伝える…という活動をなさっている 五月女ナオミさんの ライブin専福寺…てな企画の おしらせをしていたのを 見かけて

竹内浩三…だれ?て 知らずにいたもんで

ライブに行けるとしたら あらかじめ知っておきたい と 入手したのですが

気づいたら その日は 遠に過ぎておりまして

がくっ

でも せっかく 手に入れたのだから と 読みましたれば

あぁ こりゃこりゃ

なんで今まで 知らずにいたかな…だ

反戦詩として 取り上げられることが多いらしいけれど

決して 反戦を声高に うたってはおらぬ

むしろ お国のために 立派にたたかってまいります というようなことも 書いたりしておられましたが

お国礼賛戦意高揚に 呑まれきっていない

みずみずしく 若き日を謳歌する気持ちを 失わぬままのことばたち

あのご時世に それを 書き記すことのできる 感性たるや!

二十三歳で フィリピンにて「ひよんと死ぬる」ことになった 彼の言葉を

世に受け渡さねば と 奔走なさった 人たちの 思いに 行動に 撃たれる

本居宣長記念館の 館長さんであった 高岡さんの…戦時下に 高尾山で 空を仰ぎ 小さなB29が ゆっくりと 東京方面に飛んでいくのが見えたとき ふと「なんでこんなことしてんのやろ」と 思われたこと

そんな 呑まれなさを 持つ方々の 共鳴

わたくしの 大切な 言葉の恩人の一人でもある 今村欣史さんが 大切に思っておられる 足立巻一さんも 竹内浩三さんの 言葉に撃たれ 世に伝えねば!の 思い強くした一人として この本の中に 登場する

『骨のうたふ』は 補作前のほうが 好きかもしれない

反戦!と 声高に 叫ぶことなく

『五月のように』の

うたのように

なんのために

ともかく いきている

ともかく

青空のように

五月のように

ちさみんなが

みんなで

愉快に生きよう

…と 屈託なく 言える 日々であれ と 思うのに ね

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