足りない

かなしくなるのは

いつも たりなさ

ほしいの

いてほしいの

みてほしいの

はなしかけてほしいの

ほしいとおもってほしいの

ここに在ってほしいの

わたくしだけがうつっていた あのときの ひとみは

たしかに めのおくに よみがえらせることはできるけれど

いまここに ないから

また 手をのばすの

ねえ また 手を つないで

いつも なにかは その瞬間にしか 在りえなくて

そして すぐに 過ぎ去ってしまうから

乞い続けてしまうの

恋うる思いって

どうにも 飢餓感

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