飴売りおんちゃん

パフォーマンス現場やら

仕事の合間の 潤いに 

たまぁに 買ったりするものの

おやつの要員として 

そんなに 用いなくなりましまる

飴…

先日 見知らぬ おんちゃんが 飴を 売りに来た

今時 100円ショップでも 売ってるような 

さほど珍しくもない 飴 三種

「飴だらば 誰かは 舐めると思って…どれか 買ってけらんねぇがんや?」と

遠慮がちではあるけれど にこにこしながらも ちょっとやそっとでは ひきさがらぬであろう 雰囲気

いや わたくしが 戸を開けて 話を受け取った瞬間に

一個くらい買ってくれそうだなこの人は臭 嗅ぎ分けましたね

一応 血糖値高い人ばかりとか 色々並べて 断る方向で 話したものの

困ったような微笑み ずっと浮かべたまんま 飴を見つめて「買ってけらんねぇがんや…」と 繰り返す…

仕入れ以上の値段で

わずかな 収入を 得ようと

おんちゃんなりに てや足を使ってきてるわけだ

これを わざわざ割高で 買わなくても という思いはあれど

絶対 買わんぞ!の 思いでもなく

おんちゃんの ご足労と 勇気に 拍手…かなぁ なんて

その日 小銭入れに入っていたの合わせたら

ちょうど 300円

財布叩いて…てな 風情で 一袋だけ買った

それで なにかが 大きく変わるわけではないにしても

おんちゃんにとっての いいことの一つに なったのだとしたら いいなぁ

久しぶりに舐めた 黒飴

んまかったよ おんちゃん

コメントをどうぞ