ぐだぐだめそめそこえて

もうしわけありませんほどに

ぐだぐだめそめそ 森家(あんちゃは ちみっと 違うかな…)

母がめそめそすると「俺まで涙出てくんだっ」などと 父

母の おしっこ 助太刀もせずに お昼寝に 突入してしまい

お~いっ!わたくし これから 角田幼稚園に 行かねばなんねえて 言いましたよね!と 言っても 聞こえぬふり… 

まぁいいでしょう 若干の 余裕はありましたんで 

どたばた 助太刀後

東北アララギ会『群山』への 歌稿 書くために 

お昼寝せずに 飯台のとこで 頑張る という母に 

原稿用紙など 揃えて出して 出掛けた

あれこれ仕事後

再び 飯台にて

清書のための 下書き確認

「全部 ぴっちの歌ば 書いだんだよぅぅぅ」なんて

また 泣く

仕事合間に 清書のための確認に 付き合わなかったのは

つられて 泣くの 必至だろな と 思ったから

案の定…と 思いきや

むむむむむ

過去最高の 乱れっぷり

これ 字は そんなに ちがってないものの

母 脳出血で 倒れてすぐに 病院で 書き連ねた

自由律どころか 破調 乱調 字余り 字足らず…

気持ちはわかるが ちょっと待て…

アララギ会の 編集発行の 大先生は

字余りより 字足らずは「危険」とまで お叱りなさる方々ですんでね

あわてず 考えようや

ことばの確認で 指を折りておりますが

言葉と指の速度が合ってない!とか

この言い方したら 帰ってこないの 猫じゃなくて 娘のほうみたいぢゃ とか

鬼娘 角出したらば 涙 引っ込む

それまで 母のめそめそ 見たくない とか言ってた父

涙声に 笑いなど 混じってきたら

茶の間から もそもそ出てきて

母とわたくしの やりとりを

にやにや眺めて「なんだ おがすぐなってんでねぇが?(おかしくなっているのではないか)」などと

すこぅし ほっとしたように言った

しばらくは 乱れるだろうね

乱れたり泣いたり言い合って

越えてゆかにゃね

そんなこといって

すこぅし さっきの涙は 乾いてた

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