「それから、の声がきこえる」

今までにない

形がないものを これからへ つないでゆくもの

参加させていただいて

この展示を作り上げてゆこうという 方々の 思いに あつくなりました

ありがとうございます

最敬礼

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せんだい3.11メモリアル交流館企画展「それから、の声がきこえる」が始まりました。

これまで、私自身が震災を扱った多くの展示に触れましたが、その多くが震災を「知り・学ぶ」ことで、様々な事実を後世へつないでいこうという方向性のものでした。しかし、それだけでは震災を経験した様々な感情やダイナミズムは、教科書の行間から想像するしかなくなってしまう、時間の経過とともに抜け落ちてしまう、そんな危機感がありました。

今回の展示は、文字よりもリアルで、映像よりも親密な「声」の展示です。107人の方が、貴重な体験をすぐ隣でしゃべってくれているような、そんな気配のする展示です。
「知り・学ぶ」のではなく「感じ・考える」機会として捉え、味わっていただけたら幸いです。

キャンドルに息を吹きかける、本を手に取る、ベッドに横になる、柱に耳を付ける、砂時計を置く、などのアクションで、様々な人々の声がきこえてきます。皆さんにはどのように聞こえるでしょうか・・・・・・。

この展示では、これまで世の中にあまり無い「声」の展示を形にするため、また親密な空間をデザインするため、舞台音響家の本儀拓さん、美術家の関本欣哉さん、そして繊細な声を集めるためにワークショップの構成とファシリテートを担ってくださった演出家・ダンサーの西海石みかささんに、多大な労力を払って貢献していただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

【業務連絡】
声を提供してくださった皆様、お待たせいたしました。想像以上に沢山の声が集まりましたので、ご自身の声が展示されていない方も多数いらっしゃいます。5月下旬に、音声を一度入れ替える予定でおります。後日、声の使用許可をいただく連絡を差し上げる場合がございますので、ご協力くださると幸甚です。

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