杉抱きの桜
と 勝手に呼んでる あの木に 会いにいってみた
会議に遅れそうなのにね
本当はもっとゆっくりしたかったけど
ほっとくと そのしたに ず~っと 腰かけていそうだもんな
立ち入り禁止の 階段のしたから 10段くらい こっそりのぼって
ああああぁ なんて
ことばにむすびつける ちょいと手前の 心持ちのまんま
音だけが 漏れでる
千里寄せ来る花の気を吸いて童の魂となり~♪
後にくちをついてでたのは
『われは海の子』が 勝手に替え歌になった 文句であった
桜の季節は しばし 遊女(うかれめ)なのだな
それぞれが 抱えていることや
現実と 言われているものを
みないふりするわけでなく
ただ 花ひらく ひとひらひとひらの 想いを 手のひらに受けて
届けたいと思うだけ
想いをのせた ことば
ゆく道を飾る 花のように
踏み出す あしもとに 放られた
あなたは 知らず 花咲かせ人になっているよ
ひかりとはなとおもいがふる午後
ありがとう