昨日

ばんげの支度をしておったら

牛太郎（去勢済　♂　十四歳）が　よろよろりと　やってきて

やおら　なんてことない床に　のさり　と　横たわった

夏盛の日になら　そんなんも　あるだろけど

小寒いほどの今！？

どっか具合悪いのか！？と

ひやりとする

駆け寄り　声かけ　撫でてみる

嫌がりもせずされるがまま

少し　頭熱い？

うしっ！だいじょぶか　うし！！具合悪いのかいっ！？

…て　応えるわけないのにさ

茶の間に駆け込み　

のんきに　テレビ観てる　母とあんちゃに

うし　さっきまで炬燵に入ってたかなっ！？と　訊いてみるも

なんで　わたくし焦ってるか　わからぬ二人

「え〜？入ってないよぉ」と　覗く

今じゃなくて　さっきの話してんだでばっ！と

声を荒げてしまって　

事情わからんのに伝えてないのにすまぬうっし〜がさっき何もないとこにいきなりのさりと倒れるように伏したから炬燵でのぼせただけならいいけどさて思ってきいてみたんだよでももしかしたら具合悪いかもて焦って心配になって明日父母デイケア送り出したら動物病院いかにゃならんかなぁとかまで思い巡らせてたんだよおぉ

…つうて　半泣きなりかかり

あわあわしてまた　牛のとこ　戻ったら

よろり　と　立ち上がりて

腹減った　なんかくれろ　とばかりに　いつもの　わたくしの足に　ちくちく爪立てた

なんだもおおおおぉ　元気ぢゃんかよおおお！

…うるせぇ　自分

思わず　とっておきの　おやつ的なものを　さしあげてしまったりもして

なにかある度　焦って　覚悟して　やらねばならぬこと思い巡らせて

でも　ほっとして…と　繰り返す

乱れすぎて　疲れるけど

ま　愛しく思ってる　てこと

はた迷惑な　愛情ぶっ飛ばし（空回り）してしまうこと

懲りずに　よろしく　とか　謝りながら

その　すこぅし　乱れた　毛並みなど　撫でる