初SARP

昨日 初めて SARP(せんだいあーてぃすとらんぷれいす)に まいりましたる

SARPで 観たものは

木村隆さんの 写真展「’87新港にて」と 中島優理さんの絵展「Foto und Druck」

かつて わたくしも 訪れたっけな 1987年 東北未来博

その様子を 自腹で何回も通いながら 卒業製作ドキュメント撮影なさったという 作品群

狙い定めた 思い入れ ぐいぐいの ドキュメンタリー風ではなく

そこの風景そのまんま 踏み込みすぎずに 切り取った ドキュメントだった

撮り手の 思い入れでなく

語らずに そのまんま 切り取られている感じ

敢えてこれを今…というところに 観る側が 

なにかを重ねて 語り読み取ろうとしてしまう

今はないこと

物事なんて 一瞬しか存在しないこと

でも確かにあったこと

介入できない それぞれの物語

掠めていった風から 呼び起こされる 自分の物語

撮る人が 饒舌なる 語り部的な作品ではなくて

観る側が なにをか 語りたくなる カウンセラー的な作品なのかも(勝手にいってるだけだよ)

そして これを引っ張り出して並べて よこで やんわり微笑みながら お客様を 写す木村さんが おられて

もしや この写真展は かつての作品の 展示だけでなく

それを観る人がいて

呼び起こされる物語りがあって ひとまとまりなのかもしれない なんてなことまで 思う

そして 今ならどう撮りますか?何を見せて 思いを湧き上がらせてくれますか?などと 

先のことを 欲張る思いもあったりして

…また みせてくださりませ

んでもって 衝立の向こうの 優理さん 作品展

メゾチントという手法のものや スケッチ 着彩

あるものを そこにあるように…というよりも

優理さんが 受け取った 印象の 輪郭に 忠実に…というか

どれも 柔らかな 風合いに見えて

あぁ 優しい人なんだろうな なんて 思う

わたくしが まいったのと 同じくらいに 訪ねてきた おかあさんと 男の子二人…との 優理さんの やりとりが また ふんわりたのしげで

あぁ いいないいな 

いろんなことを しっかり受け取って まあるくなでていてくれる

作品も きっと そんなあたりが 現れているのかもしれないなぁ

そのおこたちに「ねないこだれだ」バッグきっかけに すっかけてもらって しばし たのしいやりとり

そんな騒がしさも

「ふふふ♪」て やわらかに 笑って みておられたりして

素敵な人だぁ♪

お二方の 展は 確か 明日まで

お時間あるかたは ぜひ おでかけくだされ

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