そして　光は　届いてくる

いろんなものを　とかしてく

梅の　蕾に

綿帽子

揃いのつもりで

ベレー帽でも　

かぶろうか

行きだおれたように

茶の間炬燵に　伏しておりましたらば

ぴっちっちっ　お偉いさんの

尻マットレスに　任命されてました

光栄の　至り

種は　わたくしの　だらしなさに　あったのですけんど

それについて　今週また　関西方面へ　遠出することへの　がっかり感を　トッピングしたように

えらく不機嫌な　物言いを　投げられ

母も　加勢するように　言うので

わかってる

わかってることだけど

わかってる心情ではあるのだけど

変化球にして　当て付け　塗りまぶして

投げ返す

ちちはは　こいつ　ムッとしたな　を　明らかに　感じとり

しかし　投げ返さず…

父作ってくれた　できたて　スパゲッティを　そのまんまにして

だらしなさの　後始末　すぐさまいたしますから　と　席を立つ

あ～　だめだだめだ

ムカムカしても　こんなやり方だめだ

わかってて　なにやってんだか…

黙って席に戻り

「いただきます」だけいって　

遅れて　昼飯

ちゃんとやりとりしていこう　て　思ってるのに

棘もくるんで　まあるくしたいのに

いつもこうだ…

ドッヂボールじゃないんだから

そのいいかたねぇじゃねぇの！？と　責める前に

己で　かどっこ　丸めなければね

終始無言で　終わってしまった　昼食後

珈琲淹れて

全く別の話題だけど　話しかける

ちょっと　笑って見せる

父も笑う

母も笑う

あぁ笑ってくれてよかった…

惜しんで　とっといた　珈琲豆に　仲立ちしてもらった

まっすぐ　受け渡せないときの

中継ぎみたいなもの

いろんなものにも　たすけられる