その振動は

キャッチボールしてる 子達が 笑ってた

自転車のりの 練習をしている 親子が 笑いあった

その笑い声が 

ふわわわわっ て うねるように

梢の辺りに 昇っていったような気がした

あぁ その 物質ではない 振動は

いつまでも 空のどこかで 笑っていてくれるのだろうか

その人たちが この瞬間のことを 忘れ去ったとしても

確かにあったこととして

宇宙のどこかに 鳴り響き続けてくれるのだとしたら…

どんなことがあっても 生きていけるような気にさえなってしまった

幸せでいてくれてありがとう

お裾分け こっそりもらって

うれしい 帰り道

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