ころり きらり

あなたの くれた ことば

強がり鎧戸 掻い潜り

わたくしの

胸のうちの 奥の奥に 隠れる

やわやわした 和毛の あたりに

ころりと ころがったよ

なにもかも まるめてまとめて

きらりと ひからせてくれたよ

また 日照ったり

風に吹かれて

消えてしまうとしても

ころり のこと

きらり のこと

忘れないでいるね

日々に 擦れて かさついたとしても

あの日の うれしさ 

受けとることのできた かたちのまんま

せめて 胸のうちの奥の方は やわらかに いようと思う

あの日の ひとしずくの ことばが くれた

そんな思いの 芽吹き

ありがとう

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