あの日のこんにゃくきのこ

3年前

父の癌手術のあと そんなにたっていないということもあって

うんこさんが 滞らないように と

常に 蒟蒻と茸の煮物を 用意していた

昼下がりも 仕込んで ブログにアップしたのだったな

そのあとすぐの地震

消息を確かめようとしてくれた友人は

時間を 見ずに

ブログアップできるくらいだから大丈夫だと 安心したそうだ

まぁ 大丈夫でしたけどね

あれがあって 石油ストーブで

プロパンガスでもあったから

食べることには 困らなかったのだ

冷凍庫のものをどんどん食べなくちゃ!と

寧ろ 食べることは加速していった数日間

食材がダメダメになるまで

惜しんだり 大盤振る舞いしてみたり

どう均衡をとっていいかも わからなかったね

面白がりながら 過ごせたのは

家族も一緒だったから

今日は あの日 何が起こるかの想像を 一ミリもせずに 仕込んだ 蒟蒻と茸を

同じ鍋で 改まった思いで 仕込んだ

それが何に結び付くとか そう深く 考えてはいないのだけれど

あの日から 確実に変わった 胸の奥の

ひいやりと 固くつるりとした 鉱物のような思いの 辺りを撫でながら

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