梅 うなじ 春

まっすぐ見つめたら

香に くらくらして

目を伏せようとしたのに

うなじの 色に

ふらふらして

全身で 誘うのね

辺り一面の空気ごと 甘く包まれて捕らえられて

痺れるように 動けなくなる 恍惚

春は いつも そんなだ

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