父　７９歳　幸福誕生日

いつもなら　おめでと　言って　なんにゃらかのプレゼント渡して

夜にご馳走　てな　流れなのですが

本日夜　主役　父

地域の会合で　外　食事

わたくしも　仕事やらで　遅いんで

朝に　誕生日メニュー　やりました

定番の　茶碗蒸しと　赤飯だけ

ただ　小豆を　うるかしておかなかったもんで

赤飯は　出来合いの　レンジ温めもの

前日から　銀杏煎って

鶏肉と椎茸　昆布出汁で煮ておいて…なんてな　手間かけてるのに

「茶碗蒸しって　おかずにならないよね」なんて

ふざけんな～！

大抵　前菜的に出てきてしまうし　手間かけてる割りには…という　四方山話的に　言われただけですけど

押し付けがましくしたくないけど

一番　手間隙　かかってっかんなっ！などと

笑いながら　いったりもして

いつもは　三つ葉　乗っけるものの

買い忘れ

庭の三つ葉は　未だ出ておらず

台所窓辺の　芹ジャングルから　収穫代用

…しかし　収穫に　夢中になっとったら

茶碗蒸しが　すだってしまい

手間隙…なんて　胸貼れるような代物じゃなかったのも確か

ちぇっ

でも「朝から　家族揃って　誕生祝いのご飯食えるなんて　初めてだ」なんて

上機嫌の　主役父

笑顔が何より　てことで

ゆるしてくんろ

おめでとう

うまれていきてつないでいてくれて

ありがとう

これからも　ふがいない子らを　よろしくね

本日　朝に

父に被せた帽子

取り急ぎの　料理や

準備不足で　誕生プレゼント不在を

誤魔化すような感じで　出してきたのですが

見たとたん　父「あぁ　思い出の帽子だな」と　嬉しそうだった

これ　何年か前

父の　誕生日だっつうに　本人　腹切りで　入院中

ケーキなど　食えるわけもない　てな　状態のとき

たまたま　雑貨やさんで見つけて　プレゼントしたもの

お医者さんや　看護師さんたちに　大受で

父としても　痛いの　辛いのの中の　愉快な気持ちになれた瞬間でもあり

そのあたりのこと　忘れずに　大事に思っててくれたんだなぁ　なんて

嬉しくなった

なのに　今年　おおざっぱで　申し訳なかったなぁ

いつもいつも　は　難しいにしても

なるべく　愉快になれる瞬間を　重ねたいな

あとから　あぁ♪と　

温かな気持ちで

思い出せたらいいな