脈打ってます!

侵入保護猫 だーさんが

数日前に あんちゃの部屋で 蝙蝠を 食い散らかしたらしく

「亡骸残骸 かき集めて 始末したばっかりなのに もう一匹いたのだんだよもおぉ」 と

ぼやきながら ちり紙に丸めた 蝙蝠を 燃やせるごみ袋に いれようとしておったので

こらこら 罰当たりがっ!そんなとこにいれんで わたくし弔うから ビニル袋かなんかにいれて とっといて

…と言ったのだった

うっかりすっとん と 忘れ

今朝 あんちゃに「ここにぶら下げた袋…弔うとか言ってたやつだよね」と 言われ

あわわ!

父の リハビリ短期入所についての もろもろの 打ち合わせに 出掛ける寸前

取り急ぎ 弔わねば…と

シャベルもって 庭に出た

穴掘って ほたっ と「亡骸」を そこへ 落としたら

ややややや!

脈打ってますけど!!

あんちゃっ!ご存命だっ!!!と 叫んでしまったぞ

近所迷惑だかなんだかもぉ 構っておられず

どうしたらいいんだ!?

怪我のようすはない

瞬きしてるし

白湯なんか 飲むかな?

冬眠の時期かな?

取り敢えず 箱かなんかに保護しておくかな

ついでに 食べるかなんかわかんない 林檎切っていれとくかな

虫の方がいいかな?手近に いるのといっても 捕まえられんけど…などと

おたおたわたわたしてる わたくし見て

「君は 小学生か?出掛けなくちゃいけないんじゃない?」とか 悠長に 呆れて 眺める あんちゃ

眉をひそめて やだやだこのひとは…てな表情の 母

だって どうしたらいいってぇのよ こういう時…

松ぼっくりや 杉ぼっくり入れてた箱に

ちり紙敷いて そっと 蓋被せて 手拭いも 被せて 暗くしてみたら

むぞむぞむ…と ぼっくりの上を移動して

動きが 活発になってきた

いやまてよ これじゃ狭いかな?と

もう一回り 大きな箱に 移しかえた

…らば

ぱふぁふぁふぁふぁっ と 飛び立った

応接できない応接間を 巡りぐりぐり 飛んで

ふっ と 見失う

げ…

えええぇと

まぁ ここには 猫入れないようにしてるし

なんとか 生き延びてくれるだろかね?

換気扇の隙間から 外に出るかもしれないけど

取り敢えず また 虫捕り網など 手近において

対処できるようにしとこうか

でもそれはまたあとでね なんつって

お出掛けしちゃいました

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