ファンのためにも(成田亨さんのこと)

ウルトラマン ウルトラセブン好き♪といいながら

お恥ずかしいことに 色々と 知らずにおったこと 多々あり

大手の情報に頼るしかない 田舎町ならなおさら

ご遺族も さぞかし 悔しく もどかしい思いなさっておられたことでしょう

多方面から 情報を得たり 発信することが可能になった今

「ほんとう」を 伝え続けてほしいものです

ウルトラマンに 育てられ

愛し続けている ファンのためにも…

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【ウルトラマン生誕50年】の今年、様々なプロジェクトが企業間で行われているようです。当方、その一つも打診は元より報告も受けておりませんことは始めに記させていただきます。

2016/2/13の朝日新聞に添付の記事が掲載されていることをFacebookを通じて認知しました。

ウルトラQ〜セブンまで関わったというスクリプター田中敦子さんのインタビュー記事になっております。

私は、亡父(成田亨)からこの方のことを聞いた覚えはありませんが、当時、多くのスタッフの方が関わっていたことでしょうし、それぞれの方が父との記憶をお持ちだとは思いますので、そういった方々の思い出やご記憶があることだろうと理解いたします。そしてこれまで、こういう方のインタビューや発言が、世の中に発信されることは全くありませんでした。

正確に言えば、制作会社と利害関係にある方々が発言する偏った記事だけが世に流布され、制作会社に都合の良い記事だけが、作為的に広く世に広められてきました歴史があります。

代表的な例を挙げるならば「円谷英二が生んだウルトラマン」「ウルトラマンの生みの親、円谷英二」などです。

円谷英二氏は、株式会社円谷特技プロダクション(当時)の「代表取締役」でありウルトラマンにおいては「監修」した方であり、その役職においての責務はされたのかもしれません。しかしながら「ウルトラマンの生みの親」という記述が正確であるとは、少なくともウルトラマンのデザイン、造形、意匠世界観を構築した成田亨本人や遺族の立場としましては大きな疑問であり「はいそうですか」と認めることは難しいところです。

この点、その後の円谷プロダクションの監修するあらゆる媒体において余すことなく「デザイン成田亨」などの表記がなされているのであれば、成田亨本人また遺族の心情も多少は違ったかもしれませんが、残念ながらこの50年、特にこの45年はそういった約束が守られずに継続されているのが現状です。これには生前の父も怒っておりましたし、遺族としても父を足蹴にされ続けているという不愉快さは募り続けております。

また映像作品としてのストーリーの世界観を構築されたのは当時の円谷特技プロダクション文芸部に籍を置いておりました金城哲夫氏と父から聞いておりましたが、最近になって金城さんのお名前が多少なりとも散見できる様になりましたことは嬉しく思っております。とはいえ、金城氏のことに関しましての成否はここでは避けさせていただきます。

添付の記述に戻ります。

成田亨遺族としてこの記事を読ませていただき先ず驚きます。

「ウルトラマンをデザインした成田亨だ。成田はウルトラマンだけではなく、怪獣や科学特捜隊の隊員服など、さまざまなデザインを担当していた」

この様な表現を、成田亨本人や遺族に依頼が来た取材や掲載記事以外で見るのは印象としては初めてのことです。ある種の専門雑誌などで小さく一行程度書かれた文章は読んだことも無くは無かったですが、この記事では冒頭から成田亨に触れており、これはこれまで50年近く無かったことです。やっと事実を新聞記事に掲載するまできた。成田亨を無視できなくなってきた。遺族として、父の作品展示などを継続してきて良かったと感じております。

とはいえ、ウルトラマンに関して細かく言わせていただくならば「さまざまなデザイン」ではなく「すべてのデザイン」が正確なのだろうと思いますが。

また「バルタン星人やスペシウム光線を生み出した飯島敏宏」

という記載は間違っています。

この世界に詳しい方なら既存のことかと思われますが、バルタン星人のデザインの元はウルトラQのセミ人間であり、セミ人間は成田亨がデザインし生み出したものです。ウルトラマンの監督の1人であった飯島氏が「(成田亨の生み出した)セミ人間にハサミを持たせて欲しい」という発想部分においての注文があったことは父からも聞いておりますが、その注文を快く思わなかった父は、単なるハサミを持たせることはせず、ハサミに見えないこともない不思議な形状をバランス感覚を踏まえた上で巨大化させてバルタン星人の手としてデザインし、それに合わせて頭部、胴体のデザインも成田亨のセンスと美学で新たにデザインして生み出したのです。そしてバルタン星人の造形を監修したのも成田亨本人です。

想像してみて欲しいです、セミ人間が通常のハサミを手に持っている姿を。

バルタン星人の回の監督をしたことから、またバルタン星人の人気が絶大であり続けていることから「生み出した」と思いたいお気持ちは察しますが「生み出す」という作業には苦悩と美学とセンスが必要不可欠であり、その意匠的才能を持っていたのは他ならない成田亨であったことは遺族としましても強く訂正させていただきたく思います。映像効果や演出部分においては別ですが。

この度の朝日新聞の記事を偶然にもFacebookで拝見し、事実と間違いが混在している記事には承服しかねますが、会社社長の円谷英二氏を必要以上に持ち上げる記事になっていないこと、成田亨や金城哲夫氏の名前を最低限でも出していることには、一定の評価ができるのかもしれません。
これまでの酷い歴史改ざんに比べれば…ですが。

いずれにしても、ヒーローの大前提にあるのは「正義」(正しい義)ではないでしょうか。

この点を忘れ、商売第一のキャラクター商品としてのみ捉える商業姿勢の為に、歴史を改ざんし虚偽を真実にすり替えることは義に悖ります。

【ウルトラマン生みの親】の遺族として、今後も見据えて行きたく思います。

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