焼き付けて

久しぶりに

おまえの 夢を 見た

冬枯れの色になって

刃を 失ってもいたけれど

射抜くような 眼差しは

変わらずに

まっすぐ なにかを 見ていたのだよ

刃が ないのなら

その眼差しで 射抜いておくれ と

また おまえの痕跡を 残したくて

飛び出していったのだよ

まっすぐに

網膜の 奥の

記憶の細胞へと

焼き付ける光を!

そらさずに

おまえを 見つめて

焼き付け合うかのように

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