ドンカジョンさんライヴへ

阿佐ヶ谷をあとにして 向かったのは

浅草橋

ドン・カ・ジョンさんと つよしゆうこさん 二人展『おんなじ月を見てる』スペシャルライヴが 行われる ギャラリー「kissa」へ

ドン・カ・ジョンさんには 三年くらい前?名古屋での WISHくん展で おめにかかったことは あったけれど

お歌は 初めて

どきどきしながら 足触りの 気持ち良い 階段 てこてこ 登って 4階へ…

こぢんまりした

四角いけど まあるい印象の ギャラリーに入るなり

ドン・カ・ジョンさん「あはぁ♪どうもお久しぶりです…でも Facebookでつながっているから そんなに お久しぶりなかんじでもないですけど~」て ふんわり わらってくださった

ふあああぁん♪

身も心も 膨らむ心持ち

ドンカジョンさんの絵は どれを観ても

ふわん とか

じわん とか

心地よいものに満たされる

震災復興への 手の差しのべかたも

重度障害の おこたちへの 支えのやりかたも

声高でなく

さりげなく

ふわん て 笑顔を 生み出すやりかたを やりつづけておられる

まさに「WISH」くんだなぁ

ぷん て してしまいたくなる気持ちが あったとて

きっと ドンカジョンさんの 作品にふれたら 仲直りしたくなる

つよしゆうこさんの作品も

なんと 無邪気な お子のように すとんと 届いてくることか

つよしさん 若かりし頃の ドンカジョンさんの 歌にふれて

「なんて映像の見えてくる歌なんだろう」と おもわれたとか

ドンカジョンさんの ことばをきいて 生まれた絵のスライド

絵に包まれるように 絵を包むように歌う ドンカジョンさん

投げ掛けるというよりも

光みたいに風みたいに水みたいに 注ぎ込まれてくるような さらさらり感

ああぁ すきだ♪

「きもちいーね♪」て にこにこ ギター弾いて歌って

ざっ♪て 一瞬 音を鳴らさないでいる 間合いも 気持ちよくまあるく律動に 弾んでいて

こんなに心地よい 均衡の ギターとお歌

久しぶりに出逢えたな

音楽の人でもあるのだな と 思う

つよしさんが 初めて聴いたであろう ドンさんのうた…ということで

かなり前の作品らしい『I shoot a moon』を 歌ったのを 聴いて

ふと 稲垣足穂の『 一千一秒物語』を 思い出した

「なにをちょこざいなおつきさま」とか わたくしにとって
たまらなく ツボの あの小品の 数々…と 思ってたら

ドンさん 歌のあとに 足穂の 話 はじめて

わぁ♪やはりか と なんだか うれしくはしゃいだきもちとか 合点がいく 思い

初めて わたくしも「WISHくん」申し込みましたる(葉書に 自分の住所と 願いを書いて 出すと それについてドンカジョンさんが絵を描いて 展覧会をして 会期が終わったら 郵送していただく「作品が手元に残らない作品展」)

帰り際

ドンカジョンさんが ふんわり いってくださった「PIERROTさんで いつか何かできたら…」ておはなし

あぁ ほんとに なにか できたら きっと HAPPYbird 何十羽も さえずり飛び立つ気持ちになるな

膨らまそう

わたくしの肩でも「HAPPYbird」が 鈴を振るように軽やかに 歌ってくれたよ

最終鈍行電車 目指して 上野駅まで スキップ混じりに 走った

幸せな夜

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