シトーレン

クリスマスシトーレンのこと

はじめに教えてくれたのは あんちゃであった

食べ物のことを取り上げる 出版社に 勤めていた頃

パン特集の ムックに携わり

そこで あれこれ 知識を得て

パンにもこだわるようになった

特に ドイツパンに 凝ったのだったな

それで シトーレンの話

クリスマスを待ち望む期間に

すこうしずつ(五ミリから 一センチくらい) 切って 食べてゆく…とかね

文学的 浪漫なる 語り口だった たぶん…

見知らぬ風習ではあるけれど

待ち焦がれる感じが なんだか素敵で

それ聞いて以来

アドベントの気持ちもない 森家ではありますが

つい 買ってしまうのでした

んが しかし「すこうしずつ」と 教えてくれた あんちゃ

五センチくらい ごっつり切って 食う

なにが すこうしぢゃ!?と 問うと

「わかってても ほら そういう文化じゃないし」とか

しれっと 言うわけだ

むうぅ

でも それはそれでまた 別のシトーレンなんかも 買いにいっちゃうわけで

「ここのは…」なんて こうるさいこと言われた日にゃ

ごっつり食うやつに シトーレン批評される 筋合いねぇやい なんて

小憎たらしいこといってみたりする 妹わたくし

んでも

「お♪これ んまいね」て 言わせたかったりして

あちこちの 手にいれるのでした

今年は ficelle パン工房の シトーレン

大事大事にして 五センチには 切らせませんでしたもんで

まだあと 二センチほど 残ってる

クリスマスまて 2日だから

今年は ほかの シトーレン なしかなぁ

もしくは クリスマス以外も 焼いてくれる「バーニャのパン」の シトーレンかなぁ

そんなこと ぼんやり思う

本末転倒的 森家アドベント

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