なんやら 心地よい夢に 漂うていたら
ポーン♪ わにゃにゃにゃにゃ…ポーン♪わにゃにゃにゃにゃ…と
繰り返す 音と声
ん?
ようやくそれが 酸素発生機械の 注意喚起音であることに気づく
うおぉ! と 飛び起き
父の様子みるも
苦しそうでもない
からだに グリグリ捻れて 絡まり 折れていたであろう 酸素管を
腕や背中から ほどき 引き出し
整え直し
もぞもぞしてたら
「寒ぅ!」と しっかりした声色で 難色示された
よっしゃあ お元気さん
よかった
すやすやしても 注意喚起音 キャッチできる 己にも
ほっとした