削り節に 発散する

人は 悪く思われるより よく思われたほうが 気持ちよいだろう

でも

裏で あれこれ言って 

対するときは いい人ぶる おべんちゃら吐くことに

引き裂かれる思いにはならないのだろうか

それ ほんとうの「いいひと」じゃないよね

いや ほんとうの「いい」を おこなおうとしてるわけではないのだな

二枚舌とか そういうこと 平気だからやるんだろうな

人は 多かれ少なかれ 時と場合によって 対する形を変えたりもするものね

でもねでもね

それで 誰かを傷つけることになるのは

相手が 傷ついてることに 気づきながらも 我慢を強いるとか

紛うことなき ばいおれんすを 包み隠していることには

しかたないよね とは 思えないよ

いさぎよく「ひとでなし」開示して

己のそのまんまを 受け取れよ

思われるためだけの「いいひとごっこ」もうやめろよ

自分でできないなら ひん剥いてやろうか!

…と 喉まで でかかって 黙る

妙な正義感振りかざしたいわけではない

痛みを自分のせいにするしかなくて 泣いている人たちを 放っておけない気持ちなだけ

心軽やかに 笑っていてほしいだけ

どうしたらいいか

どうしたら一番いいか

慎重に

よりよきことにつながねばな

煮える思いを 吐き出さず

削り節に向けて 発散する

いつも以上に 削れたわ

わはははは

うまくいけ

すべての いのちたち

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