恨むも また 恋心

また いってしまうというのなら

その ぎざぎざで 傷痕が 消えぬほどに

傷つけておくれ

いつまでも おまえの名残を 撫でていられるから

いや むしろ そんな未練の糸を 断ち切っておくれ

残酷なやつであったよ!と

笑い話にできるほどに

あぁ いずれにしても

おまえの 名やら

酷であった ひとときの影やら…

なにものかが 残ってしまうのだけれど

せめて そんなよすがに すがりて居り

恨むもまた 恋心なりき

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