片手折り

ちぎり絵 は やっていたものの

折り紙は さほど 好きではない 母

しかし

敬老のお祝いにもらった 饅頭の下に 敷いてある紙 正方形だから 折り紙できるよ と 水を向けたら

「また 鶴 思い出しながら 折っぺがね…おしぇでくなぃん」てことで

久々の 片手折り紙

もちろん わたくしも 右手だけ用いますとも

さんかくさんかくしかくにひらいて…と 基本の 始まりの話をしたものの

母「…?」

そうだった

折り紙 慣れてない人には 基本の折方の流れ…てのは

決して容易く理解できる話ではないのだ

外側のラインを真ん中に 合わせて 折って とか

折りぐせつけたとこ 戻して その線の 通りに 開いて なんつったって

言葉だけでは どこを指しているのか どうしてゆくことなのか

ちんぷんかんぷんのようだ

かつて 角田の 姉妹都市 アメリカインディアナ州 グリーンフィールドに 親善訪問団として 行って

エレメンタリースクールで 折り紙やってみましょう時間を設けてもらったのだけど

折り紙という 文化の無い国

わたくしの選んだ単語が よろしくなかったとはいえ 一応 通訳さんもついてくれてたけど

言葉を 選び直しても

慣れてない お子たちは 目を白黒させて

泣いてしまった お子も いたっけなぁ

…それはさておき…

母との マンツーマン

目の前で やって見せると

真似っこすることに夢中で 言葉と繋がってなかったりもして

何度やっても おんなじ辺りで 変なとこ 折っちゃったり はしょっちゃったり

んだがらぁっ!そこでなくてっ!!て

大きい声を出してしまいましたる 心の狭いわたくしでした

…すまぬ

それでも 何度も 挑戦してくれて

こちらも 何度も 気持ち切り替えて 説明して

二人して へっとへと…

かくなるうえは 折り方 説明ブックなど 作ってみる

これみて やれるかどうか 心許ないけど

また やる気だしたら やってみようね

わたくしも 苛つかないよう

茶など飲みながら 付き合うでぇ

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