「絶妙」

先週土曜日

石巻には行く予定ないよ と 父に 応えておきながら

そのことばに 触発されただけではなく つい行ってしまいましたが

翌朝 たくさんのパン 見た瞬間に

「なんだ 石巻か んだから ゆんべ 帰り遅かったのかっ?」と 

ちみっと ムッとしたように言う 父

美味しいパン てぇと

まずは 石巻が 浮かぶほどに 父のなかでも ficelle のパン工房 定着しとります(しかし 店名をきちんと 覚えられないまんま…)

はじめは予定してなかったんだけど 父のことばに 触発されちゃってさぁ わはははは んだけど パン職人おともだち 清美さんが わたくし行くなり「あんパン まだあるよ お父さんにっ」て 言ってくれたんだよぅ と 言ったら

「どれ あんぱん 食うっ」と

手のひら わきわきっ と 動かして 差し出す

幼い頃 森家の 嗜めことばに「手を出すのは『ほいど』の子」てのありましたね

がっついて 「いやすこ」すんな て ことでの 嗜めでしょう

でもそんなことここで持ち出して しずると 面倒なことになるので

お馴染みの パン周辺 はらぺこわらすこ父に 

にやにやしながら 差し上げた

「んまいなぁ ちゃんと 真ん中だけでなくて 全部さ入ってる 餡子の味も 絶妙だな」と

今まで 父の口から 聞いたことない「絶妙」という ことば

いただきましたる

清美さんの 寄せてくださる思いも ありがたく 加味されて

更に 美味しさ 味わって

わたくしの ほっつき歩きへの 風当たりも やわらいだ様子でもありました

んで そのまた翌朝(昨日)

まだ あんぱん2つあったので

オーブントースターで ちょいと 炙り

食べかけてるところ

「なんだ おまえ あんぱん食うのか…まだあったのか 2つも皿にあんの 全部食うのか」と すっかけてきた 父

ご安心くだされ 父の分もございます と 差し出したら

「なんで 2つに割っつぁいであんのや?中味 間引いたんでねぇべな…んまいげんとも あぶんねぇほうが 俺は好きだ」とな

中味の餡子が おんなじかどうか(塩の効いてるやつとか シナモンあんぱんとか あるのです)ちょ と 確かめただけなのだが…

なんか あんぱんに関しての 父が まっしぐらで 笑ってしまうのでした

ごちそうさまさま

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