紙一重で

昨日は

中山七里さんの『ワルツを踊ろう』(幻冬舎文庫)読了いたしましたる

いやはや 確かに「最狂」と うたうだけあったわね

猟奇なるもの 生理的に 苦手な方もおられるので

おすすめはしませんが

それぞれのひとそのものの道筋をたどれば そこへ行き着くのが 腑に落ちる

やはり 中山さんの 筆力

そうだよね そうなるよね と 思うものの

どんな場所で どんな人と どんなタイミングで 関わるかによって

ねじれや 歪みや 摩擦が うまれて こじれてゆくのだ

誰の立ち位置に 感情移入するかによって

ぎゃあぁ!と 思うか

快哉を 叫ぶか

紙一重で

人は 生きて

保たれて

壊れてゆくのだよね

溢れ零れゆかぬように 保ちゆくものがあるものとして

それをとどめてくれているのは 何であろうかな と 思い巡らせたりもして

うっすらと 不機嫌なまんま ここ数日 過ごしていたことを 省みる

洞穴狢かな

ははは

気を付けよう

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