たびたぶたぷ

昨日の 保育仕事にて

まだ 単語 それほど 口にしない Hくん

わたくしの 足袋を 興味深そうに いじっているもんで

うにうにうにうにと 動かしながら

足袋で~す これは足袋で~す と 言ってみたらば

なんか やたらと 嬉しそうに きゃっきゃっ と 笑って

「たぷっ! たぶっ! たぶ…」なんて

確かに Tと Pか Bの 破裂音みたいなん

発音してた

まさか「たぶたぶたぶ…」で

豚じゃないよねぇ なんて 言ったら

「ぶうぅ」と これまた嬉しそうなんで

いかんいかん 獲得の入り口に
 別の扉が開いてしまうぞ と 思うものの

まだまだ 可能性の 間口やら 

柔らかさはあるわけだから

ちょいと 間違ったりもして

周りを和ませるのも ご愛敬だよな と 思いつつも

変なことはなるべく教えないつもり

まぁそんなことしなくても

ひとひねりふたひねりしては

いたずらっぽく にやり♪と 笑うことを覚えている Hくんであるから

こっちが それは違うよ なんて 生真面目に 指摘しちゃうと

わざと 間違いを見いだして そっち進もうとしたがるんだろうな なんて 思ったりもして

なりゆき眺めつつ

一緒に たぶったびったばったぼっ♪なんつって

あらやだ 逸脱…

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