ねこがいる

高校生の頃

挟むタイプの 下敷きに入れとったメインは

ムンクの『叫び』の 絵であった

己の中の 狂気の影や

おさまりどころのわからぬ もやもやした感じは

ムンクほどの 力を持たなければ

発露されることもなく

うっすらと 柔らかに 狂っていくしかないのであろうか…なんて

焦りのような気持ちが どこかにありましたっけね

んで 先日 銀座の シャトンドミュー にて

購入いたしました『叫び』めいた エコバッグ

もちろん 猫もの 画廊

ただの『叫び』じゃないのだよ

今は ひりひりした 思いを抱えることなく この絵を 見ることができるなぁ と

ちょっとした 感慨に耽ったりもして

しかし 未だ 確かに 狂気めいたものはあるのだ と

ゆらりと 笑いながら

かつてと 変わらぬ 胸のうちの奥の奥にゆれる 影を 撫でてみたりする

否定的に 押さえ込まなくなった だけなんだな

ふふふ

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