『手』

ダンスブルームさん舞台で

やらせていただいた パントマイム作品の

三つ目『手』

あまりにも 等身大に

現状に なりすぎぬよう

気を付けた

今のまんまを やっても まとまりも おとしどころもないし

今 生えている 羽根を 一本一本 むしって 織り上げる おつうさんみたいなことしても

消耗ばかりで ろくなことにならん!

…とかいいながらね

かなり 今に 近いこと やっちまいましたね

受け取ってくれた 手

つなぎ 支え 包んで 育んでくれた その手を

振り払い

逃げ出そうとしながらも

失われそうになって気づく 有り難さ 尊さ

これからは この手で支えてゆくよの 決意

最後に少しだけ 流していただいた 倉橋ヨヱ子さんの『盾』↓↓↓↓↓

ずっと 好きで 聴いていたものの

あんちゃが

母が

父が

還ってこれないかもしれない ギリギリの状況に陥ってた あたりで

車の中で 聴いたら

その時の 己の身そのものに 重なり せまってきて

ぶわわわわっ!と 涙が流れて 前が見えなくなり

慌てて 路肩に停めて

しばし 号泣おさまるまで 泣いたのだった

そんな 思いのものを

まんまやんけ!なる曲を

ここで用いるってどうよ!?と 迷いもあった

でも すべて 流しきるわけでなければ

その曲に 狼狽えながらも 越えてこられた 支え手のひとつでもあった思いを

すこぅしだけでも 留めておきたくて

やはり 使うことに決めたのだった

作品を照らし続けてくださった 亜希さんだからこそ の

灯りのお願いまでさせてもらって

演ることで 泥濘から 抜け出し 越えられそうな思い

これは 特に 大きかった

生々しく 波立っている思いあるからこそ

まだまだ 粗削りなまんまだった てな 思い 残る

でも これから共に 育っていこうぜ とも 思う

場を くださったこと

本当に ありがとうございます

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