咲ける日まで

出来事の 波に 呑まれ

光を失う

せりあがる おもいは

無い物ねだり 

妬み 

情けなさ

哀しみ

ありとあらゆる 悲観

わたくしにはなにもないなにもない

そんなことはじめからわかっていたさ

わかってる わかってる

だいじょうぶ だいじょうぶ

言い聞かせる言葉は

危ういときに 唱える まじないと 気づいてる

己の ヘドに まみれ 

どろどろの ぐちゃぐちゃの 泥濘を

泣きながら 歩く

そんな日々を 越えて

いつしか 澱沈み

上 澄み

そんな日も来るであろう

せめて 孕みゆく思いは

花となれ

咲ける日まで

黙しておれ

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