「あちちゃん」への 表彰状

先日 母の「子守りさん」をしてくれた「あちちゃん」が 亡くなった
見送る お式のとき
お世話になった冠婚葬祭の清月記で
思い出の品の数々を ポスターにしてくださったそうな
その中に じいちゃんが 小斎の 公民館長だった頃に
あちちゃんに 出した 表彰状 というものがあった
母は 四姉妹の長女
それぞれに 子守りさんは ついていたそうだけど
じいちゃんばあちゃんは ことのほか あちちゃんを気に入って
ずっと 親しくしていた
戦争後 あちちゃん旦那さんの 調子が思わしくなかったりもして
あちちゃんが あちこち働きに出たり 大変な思いをしていたから…と
じいちゃんは 自分が 実家から分けられた 土地に あちちゃん一家を住まわせて
後に 不都合の ないように と
その土地を そっくり 譲ったのだった
んでもって 溺れた他人を助けたとか
なにかの 目立った 出来事があったわけではないのだけど
心底ひとのいい
いつもにこにこ みんなを気持ちよくさせてくれる あちちゃんだから…と
表彰状を送り
特例!?の 金一封まで おくったと…
これぞ!!た 思い込んだらまっすぐの 熱い人 もりむづぉーさんのことだから
前例とか 決まりとか ぴょんと 飛び越えて 独断でやっちまったんだろうなぁ
まぁ いなか町だから そんなんもできたのであろうが
ほんとうはこういうひとたちこそひょうしょうされるべきなのであるよ…と思う
なんか そんなこんなも 思われて
目頭が 熱くなる
いつもほがらかなあちちゃんには
わたくしも なにかと 気にかけてもらったりもして
大好きな人だった
いつもあの世のことなんて 信じてない…なんていいつつも
じいちゃんやばあちゃんに 再会して
あの世で またおだったはなしなんかして
わらっているといいなぁ…なんておもう
合掌

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