何を見ても すべて 紐付いて
そこに注がれてしまう
胸の内 ひとりじめしてるやつ
こんなことがなければ ここまで 始終 思い続けたり 名前を呼んだりしなかったか
…いや でも 出かけているときなど
一日の 仕事用足が終わり
さぁ めんこちゃんたちのとこにかえるぞ なんて それぞれを 思い浮かべて
うきうきと 温かな気持ちになったりしていたんだ
かなしい に 呑まれそうになりながらも
いとしい は 失われていない
かなしい が わりこんできても
いとしい は 目減りすることはない
…ならば 胸の内の 底辺は 広がっていってくれるか?
今の苦しさは 度量を 広げ鍛えてくれるのか?
次々と浮かべては流し
押し込めようとしつつ
湧き上がる思いの浮力に 押し戻されたりする
いとしい の おもいが かなしい を 呑み込んでしまえばいい
体から離れただけ
いとしくうつくしいたまよ
これからもいっしょだぜ
…そんなこと強がっていっては また 泣く
運転中は気をつけろよ
あの朝に撮った くちなし
かなしいことになるとはおもいもせずに
傍らで見ていてくれたっけね
これからもみていてね
Requiescat in pace さきっぽちゃん