右往左往

さばちょび 咥えから 救出したものの

結局は かなしい最期を 迎えさせてしまった ヨシキリの こっこ

母の 病院送迎から帰宅したら

もう こときれていた…もしくは こときれんとす という 状態で

どうすればよかったんだろう と

途方に暮れた

どうすればよいとか

どうするべきとか

答えのない日常を

あたふたと 右往左往して

ゆくしかないのだろうかな

あまりの無知無能不甲斐なさに

改めて 愕然とした

そして そんな わたくしの うなだれなど お構いなしに

今日も 今日とて

懲りもせず

なにかしら

だれかしらを 咥えてくる 毛のものたち

蜻蛉

かなちちょ

さっきは 山鳩!

救出したり

弔ったり

最期まで責任とって 食うてやってくれ!なんて 言ってみたり

ああぁ

それでも いきてゆけるうちいきていてもらうこと

そうしていきてゆくこと

改めて 雑雑たる ことどものながれにのなかにたちておる朝

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