紙を 折る

久しぶりの お馴染みではない 折り紙

説明を見ながら

折り進むのに 時間がかかる

かつて よく 折り紙を 折っていた

次に折り込むならば ここは きちんと合わせず ゆるめにやっておいたほうがいい とか

折りあがりに 関係ない ガイドのために つけるだけの 折り目なら 最低限にしておく とか

自分なりの コツを 持っていた

そんなこんな 忘れかけていた

でも 折っていくうちに

指先が 感覚 感触を 思い出してくる

学生時代 コンパで 気になるひとが 隣になって

その人は ほとんど 酒が飲めなくて

わたくしは 酒が 呑めるようになった うれしさで 馬鹿みたいに 呑んでいて

でも そこで 互いに 折り紙好き と 知って

飲み屋の ナプキンで 互いの 得意ネタ 披露しあったりして

くすくす笑ってるうちに

どんどん好きになったのだっけ

…なんてなことまで 思い出して

なんだか くすぐったい

折りの 要領は なんとなく 取り戻してきたぞ

色恋の 要領については なんとも 無様なまんまだが

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