たまの芯

昨日

移動中に

松島湾に

ちょ と とまった

遥かを 眺めて

あぁ どこかへ いってしまいたいな と 思った

でも どこかへいっても また

そこではないどこかへ いってしまいたくなるんだ きっと

ここでもない

そこでもない

どこでもない

もしかしたら だれでもない

なにものでもない

しばりのない ただの いのちのたまに もどれたら

そんなこと 思わなくてすむんだ

どこかに なにかに 甘えの 触手のばして 寄りかからず

たまの 芯で 生きてゆけよ

そんなことを 思いながら

また 次へと 向かった

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