初めましての出会いに

「そんなことも知らないの?」やら

「常識でしょ」とか

「ちゃんと調べたらいいのに」など

いただく お叱りめいたものには こんなことばが多い

「目から鱗が落ちるようないい生き方のヒントがもらえるよ」なんて お誘いや

「○○が 良いこと言ってるよ」てな 偉い人の 言葉やらも 言われたりして

でも…

わかるけど

生きやすくないけど

それでいいんだ

あらゆる ガイドブックや 指南やらを 否定してるわけではないけど

先人の経験から 整えられた 見通しよく 生きやすい道ではなくて

己で見たものや 感じた 肌触り 匂いを辿って 進んでみたいのだ

たとえそれが 人にとって えらく遠回りやら 無駄足に見えたとしても

己の実感で 得たいのだ 

何をか

まぁ なんも知らず 毒茸食ってしんじまう とか 困るけど

なんというか 整わない時代に生まれたもののように

初めましての 出逢いに 向き合いたいのだ

本当は 誰もがみんな 初めましてのくせに

偉そうに言うなや…なんて 反骨も 秘めつつ

今日も 不器用に

ずどずどのたのたと

生きて

笑っていたんだ

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