おもいにすくわれまたふみだしてゆく

雨模様の道
一足ごとに
つっぱねあがり
ざらざりと
湿った砂粒が まとわりついた 脹ら脛
そんな心持ちでいたのに
目覚めたら朝
かわしたことばや
受け取った 柔らかな思いを 抱いて 眠ったら
いつの間にか
すっかり ざらざりも 払い落とされていて
あぁ 大丈夫 と思う
想いに すくわれている
また ふみだしていく

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