夜雲を 見上げる

照らす 光が

昼間の太陽よりも近い 

月からだからだろうか
 
雲が近い

たっぷり絵の具を含ませたまま

紙へ

水の中へ

筆をおとしたような

勢いのある うねりで

生成され 形を変えて 空をゆく

雲ばかり 描いていた

思いに勢いのある頃を 思い出す

明日は 絵を 描こうか

そんなことを 浮かべ 沈め

呆けたように 見上げる夜雲

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