心も胃袋も 大満足

昨夜

いくら安売りとはいえ

一人刺身の 贅沢を

申し訳ない という 心持ちでもあり

こそっと 食べ終えたのですが

実は父

わたくし 帰宅したとき 丁度 風呂から上がり

父の目に触れぬよう 素早く冷蔵庫に 入れた 刺身のパックを

わたくしが トイレにいったときなのかなんなのか

素早くチェックしており

「明日は 刺身だ やっほう」気分に なっとったらしい

同時に 「安売りとはいえ 前の日に 刺身を買うなんて あまりよろしくないな」…とも 思ったそうで

しかし 朝起きて 冷蔵庫を開けたれば 刺身は 跡形もなく消えていて

「なんだ 文子 自分のためだけに 刺身買ってきて食ったんだな…がっかりだ」と

昨夜からの 期待と不安と落胆の 一連の流れを

母に語ったとのはなし

本日の 晩御飯の支度を わたくし一手に引き受ける任しちょけ!と

あんちゃが 外食事だから あんちゃの苦手な ホタテ貝など用いて

アスパラや海老との炒めもの 作るつもりだったものの

そんな話聞かされちゃ 炒めものだけにするのも 申し訳ないな と

父特別酒の肴で 鯵の刺身 購入

空豆も 網わたしで 焼いて あちちち!なんつって 剥いて差し出し

お酒も 八海山封切っちゃうぞ♪

ええい デザートは あぐりっとで買った高蔵寺大福だいっ♪などと

過剰サービス

父 大満足の笑顔で

あまりに嬉しそうなもんで 母も にこにこ 

「いやいや ほんとに 上げ膳でいただく上に 大御馳走さまでした」と

手を合わせてまでくれた

しかも「ひどくがっかりしたから 余計に んまく感じた」などと おまけの言葉まで

がっかりも 御馳走の トッピングだのぉ なんて

笑っちゃいましたさ

んで やはり こんな 他愛もないこといいながら にこにこ食べるのが

御馳走の 一番の 味付けだわな と しみじみ思う

コメントをどうぞ